【大阪の相続弁護士解説】突然の「隠し子」発覚!戸籍調査から始まる複雑な遺産分割と1,000万円の財産取得に成功した方法

はじめに:大阪で戸籍調査から思わぬ真実を知った方へ

大阪で大切なご家族を亡くされ、相続手続きを進める中で、予期せぬ事実、特に「被相続人の認知した子」や「前婚の子」の存在が戸籍調査から発覚し、大きな衝撃と不安を抱えていらっしゃる方へ。

弁護士法人かがりび綜合法律事務所の代表弁護士、野条健人です。

大阪市、吹田市、高槻市、枚方市など、どの地域でも、相続手続きの第一歩である**「戸籍謄本の収集・調査」**によって、それまで知らされていなかった相続人が判明するケースは少なくありません。

特に、新しい相続人の存在は、遺産分割協議を根本から覆し、紛争の長期化を招きかねません。

本記事では、実際に当事務所が解決に導いた事例をもとに、父の相続時に発覚した「母以外の別の女性との間の子(隠し子)」との遺産分割を、話し合いによって円満に解決し、依頼者様が1,000万円の財産取得に成功した、具体的な対応と戦略を解説します。


1. 事例紹介:突然の「隠し子」発覚と複雑化した遺産分割

📌 依頼前の状況とご依頼内容(被相続人の娘・50代女性)

ご依頼者様(50代女性)は、亡くなったお父様の相続手続きを進めるため、ご自身で戸籍謄本を取り寄せたところ、母以外の別の女性との間に子(ご依頼者様の異母兄弟)が存在することが判明しました。

突然の事態に、遺産分割がどうなるのか、その相手とどう交渉すべきか、大きな不安を抱えられ、遺産分割の全てを弊所にご依頼いただきました。

  • 遺産の種類:不動産、預貯金、株
  • 紛争相手:依頼者の兄弟(戸籍から発覚した異母兄弟)

📌 当事務所の対応と結果:【回収金額:1,000万円】

この事例の最大の難関は、**「感情的なわだかまり」「初対面での交渉」**という非常にデリケートな状況をいかに乗り越えるか、という点でした。

  1. 慎重な連絡と交渉の場の設定
    • まず、戸籍情報から判明した当該子(異母兄弟)に対し、弁護士名義で手紙にて非常に慎重に連絡を取り、相続人として正式に認知していることを伝えました。
    • 単なる手続きとしてではなく、感情的な配慮を示しつつ、円滑な解決を目指す姿勢を伝えたことで、話し合いの場を設けることに成功しました。
  2. 相続分「譲渡」の提案と交渉
    • 話し合いの場では、当該子の相続分(法定相続分)を正確に提示しつつ、相手側の事情や意向を丁寧にヒアリングしました。
    • その上で、長期にわたる係争を避けることのメリット、そして相手の生活への配慮も含めた解決案として、「当該子の相続分を、金銭的な対価と引き換えに依頼者様に全て譲渡する」という内容で交渉を進めました。

最終結果: 粘り強く、かつ慎重に進めた交渉の結果、当該子は、自身の相続分の全てについて依頼者様に譲渡するという内容で話し合いがまとまりました。これにより、ご依頼者様は他の兄弟と併せ、1,000万円の経済的利益を確実に取得することができました。


2. 突然発覚した相続人との「話し合い」を成功させる3つの鉄則

本事例のように、戸籍調査によって初めて存在を知った相続人と円満に解決するためには、通常の遺産分割とは異なる、高度な戦略が必要です。

鉄則①:感情ではなく「法律のプロ」が最初の窓口となる

初対面の相続人、特に「隠し子」というデリケートな立場の相手に対して、相続人であるご依頼者様自身が直接連絡を取ると、感情的な対立を生みやすく、話し合いが始まる前に破綻するリスクがあります。

  • 弁護士の役割:弁護士が冷静かつ中立な「法律のプロフェッショナル」として窓口となることで、相手側も「公平な手続きが始まる」と認識し、感情論ではなく法的な協議のテーブルに着きやすくなります。

鉄則②:戸籍から発覚した相続人の「法定相続分」を正確に提示する

新しい相続人が現れた場合、その人の法定相続分がいくらになるのかを正確に計算し、提示することが、交渉のスタートラインです。

特に、東大阪市の自社株や堺市の不動産など、評価が難しい財産が絡む場合、財産評価の根拠も含めて客観的に示すことが、相手の納得感につながります。

鉄則③:「相続分の譲渡」や「代償金」を戦略的に活用する

新しい相続人は、元々被相続人との交流が薄いことが多いため、「相続財産そのもの(不動産や株)」よりも**「現金」**を希望する傾向があります。

  • 相続分の譲渡:当該子に金銭的な対価を渡し、その代わりにその子が持つ「相続人としての地位(権利)」を全て依頼者様に譲渡**してもらう手法は、遺産分割協議をシンプルに終結させる有効な手段です。

3. 大阪の複雑な相続問題なら、かがりび綜合法律事務所へ

弁護士法人かがりび綜合法律事務所は、「戸籍調査で発覚した新たな相続人」との交渉といった、特にデリケートで専門性が要求される案件において、多くの解決実績を持っています。

大阪市、豊中市、八尾市、門真市など、大阪府下で同様の複雑な問題に直面している皆様のために、以下の強みをもってサポートいたします。

  1. デリケートな案件での豊富な交渉経験:感情的な対立を避け、法的な根拠に基づき、初対面の相続人とも冷静かつ円満に合意を形成するノウハウを持っています。
  2. 依頼者様の財産最大化:本事例のように、1,000万円の財産取得という結果に結びつけるため、法定相続分を譲渡してもらう交渉を戦略的に行い、依頼者様の経済的利益を追求します。

まとめ:不安な戸籍調査の結果も、弁護士と共に希望に変えましょう

突然の真実に直面したとしても、不安に思う必要はありません。適切な専門家である弁護士に依頼すれば、戸籍調査の結果判明した複雑な相続問題も、早期かつ円満に解決することが可能です。

大阪で「隠し子」や「新たな相続人」との遺産分割にお困りの方は、代表弁護士の野条健人にお任せください。あなたの心と財産を守り、新たな一歩を踏み出すお手伝いをいたします。

【大阪で戸籍調査から発覚した相続問題でお困りの方は今すぐご相談を】

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